誠磨工業が実践する徹底した安全管理と品質管理体制
建設工事において、安全管理と品質管理は決して妥協することのできない重要な要素です。誠磨工業では、すべての作業員と関係者の安全を確保し、お客様にご満足いただける高品質な工事を提供するため、独自の管理体制を構築しています。
安全管理への取り組み
安全管理の基本は、「労働災害ゼロ」を目指すことです。誠磨工業では、工事開始前の安全教育から日々の安全点検まで、体系的な安全管理を実践しています。
新規作業員には必ず安全教育を実施し、当社の安全基準と作業手順を理解してもらいます。この教育では、防水工事特有の危険要因とその対策について詳しく説明し、実際の作業現場を想定した実技訓練も行います。溶剤系材料の取り扱いでは、有機溶剤中毒の予防策、適切な保護具の着用方法、換気の重要性などを重点的に指導します。
毎日の作業開始前には、KY(危険予知)活動を実施しています。その日の作業内容と天候条件を確認し、潜在的な危険要因を洗い出し、対策を全員で共有します。特に高所作業が多い防水工事では、足場の安全確認、安全帯の点検、悪天候時の作業中止基準などを毎日確認しています。
作業中の安全確保では、適切な保護具の着用を徹底しています。ヘルメット、安全靴、安全帯はもちろん、作業内容に応じて防毒マスク、保護眼鏡、耐薬品手袋などを使用します。また、足場の設置では、建設業法に基づく基準を遵守し、定期的な点検と補修を行っています。
近隣への安全配慮も重要な取り組みの一つです。工事現場周辺の通行者や住民の安全を確保するため、適切な警備員の配置、誘導標識の設置、危険箇所の明示などを行います。特に学校や病院の近くでの工事では、通学時間や診療時間を避けた工程調整を行い、地域の安全を最優先に考えています。
万が一の事故に備えた緊急時対応体制も整備しています。現場には応急手当用具を常備し、作業員の中から応急手当有資格者を配置しています。また、近隣の医療機関との連携体制を確立し、緊急時には迅速な対応ができる体制を整えています。
品質管理への取り組み
品質管理は、お客様の期待を上回る仕上がりを実現するための重要な取り組みです。誠磨工業では、材料の品質管理から施工品質の管理まで、工事のすべての段階で厳格な品質管理を実施しています。
使用材料の品質管理では、信頼できるメーカーから調達した材料のみを使用し、現場搬入時には必ず品質確認を行います。防水材料は温度や湿度の影響を受けやすいため、保管環境の管理も重要です。専用の保管庫を設け、温度・湿度の管理を徹底し、材料の品質を保持しています。
施工前の下地処理は、防水工事の品質を左右する重要な工程です。下地の清掃、乾燥状態の確認、ひび割れや欠損部分の補修などを、チェックリストに基づいて確実に実施します。下地処理の完了後は、現場監督による検査を行い、次の工程に進む前に品質を確認します。
施工中の品質管理では、各工程で定められた品質基準を満たしているかを確認します。塗膜の厚さ、硬化状態、外観の仕上がりなどを、専用の測定器具を使用して定量的に評価します。また、施工写真を撮影し、工事記録として保管することで、後日の品質確認も可能にしています。
品質管理の体制では、現場監督者による日常管理と、品質管理責任者による定期的な検査を実施しています。品質管理責任者は、施工技術と品質管理の両方に精通した技術者が担当し、客観的な視点で品質を評価します。
お客様への品質保証では、工事完了後の定期点検と保証制度を設けています。防水工事完了後は、1年後、3年後、5年後の定期点検を実施し、防水性能の維持状況を確認します。万が一不具合が発生した場合は、迅速に対応し、お客様にご迷惑をおかけしないよう努めています。
継続的な品質向上への取り組みでは、工事完了後の反省会を実施し、品質上の問題点と改善策を検討しています。お客様からのご意見やご要望も品質向上の貴重な情報として活用し、より良い工事の実現に努めています。
技術者の育成と資格取得
高品質な工事を提供するためには、技術者の技術力向上が欠かせません。誠磨工業では、定期的な技術研修の実施、外部講習会への参加、資格取得の支援などを通じて、技術者のスキルアップを図っています。
防水工事に関する国家資格や民間資格の取得を積極的に支援し、資格手当の支給や受験費用の補助などを行っています。また、新しい材料や工法についての情報収集も継続的に行い、技術の進歩に対応できる体制を整えています。
誠磨工業の安全管理と品質管理への取り組みは、お客様の信頼と満足を得るための基盤となっています。今後も、より一層の改善を図り、福岡市で最も信頼される防水工事業者を目指してまいります。