投稿日:2021年4月29日 更新日:

見てみよう!防水に関する修繕工事の種類と工法

こんにちは!
福岡県福岡市を拠点に九州地方全域で、屋上防水やベランダ防水などの防水工事を手掛けている誠磨工業株式会社です。
新築された建物も、さまざまな影響を受け、年月が経つにつれて劣化していきます。
建物の劣化を防ぐために行われる工事が修繕工事です。
今回は、防水に関する修繕工事についてご紹介していきたいと思います。
ぜひ最後までご覧ください。

修繕工事の種類

修繕工事は、大きく4つの工事に分けられます。
そして、その4つの工事の中で、更に細かく分かれて作業が行われています。
・外壁改修工事
・防水改修工事
・塗装工事
・その他の工事

防水改修工事の種類と工法

防水改修工事とは、防水に関する工事をいいます。
漏水は建物に大きなダメージを与えます。

屋上防水工事

改修の工法は、大きく「撤去工法」と「被せ工法」の2つに分けられます。
「撤去工法」とは、既存の防水加工を全て撤去し、新しい防水加工を施す工法です。
「撤去工法」は、費用が高くなる、工期が長くなるといったデメリットがありますが、新築時と同程度に戻すことができます。
「被せ工法」とは、既存の防水加工の上から、新しい防水加工を重ねて施す工法です。
「被せ工法」は、既存の防水加工の仕様や状態によって下地調整が変わりますが、「撤去工法」に比べ、費用が安く、工期も短く済みます。
また、「被せ工法」の場合、撤去や廃材処分に掛かる費用は不要です。
屋上防水は、経年により徐々に劣化が進みます。
新築時の仕様にもよりますが、10年~15年ごとに改修工事を行う必要があります。
防水材料により、屋上防水は「熱アスファルト防水」「改質アスファルト防水」「シート防水」「塗膜防水」などに分けられます。
また、工法も「露出防水」「保護防水」に分けられます。
屋上防水工事の実施にあたっては、既存防水層、既存保護層の劣化状況を把握したうえで、改修材料・工法を選定します。
現在、マンションの屋上防水工事では、改質アスファルトトーチ工法、塩化ビニールシート防水、ウレタンゴム系塗膜防水が主流です。

バルコニー防水工事

一般的にバルコニーは、日当たりの良い南側は劣化の進行が早く、北側は比較的進行が遅いという傾向があります。
また、バルコニーは基本的に歩行部分となるため、軽歩行に耐えられる工法や仕様が必要になります。
一般的に行われているのが、ウレタン塗膜防水工法、塩ビ防滑シート貼り工法です。
バルコニー防水工事の場合、屋上防水とは違い、狭い場所や側溝・巾木などがあります。
そのためバルコニー防水工事では、シート形状の防水工法で全てを納めることは難しいです。
ウレタン塗膜防水工法は防水性に優れており、狭いバルコニー内の工法として、最近まで主流となっていました。
しかし、プライマーの溶剤臭がきつく、お子さまやニオイに敏感な方には十分な配慮が必要でした。
近年では、床面に長尺塩ビシートを貼り、排水溝や巾木などをウレタン塗膜防水工法で仕上げる、塩化ビニールシート防水工法も採用されています。
塩化ビニールシート防水工法は、配色や模様の選択が可能で、美観に優れていることや刺激臭が少ないことがメリットとして挙げられます。

共用廊下防水工事

マンションにおいて、開放廊下の防水工事には、施工後すぐに歩行できることが求められます。
そのため、乾燥に時間を要し、トップコート塗布を含めて3回塗りが必要となるウレタン塗膜防水は適していません。
速乾性の超速硬化ウレタン防水塗膜工法もあります。
しかし、施工にあたり、旧塗膜の除去が必要で粉じんが発生することや、溶剤系の材料をスプレーするために強い溶剤臭が発生することが難点となっています。
また、ウレタン塗膜防水と同様に重ね塗りが必要なため、歩行が一時制限されてしまいます。
塗床系の防水仕上げを行った場合には、珪砂などを散布して防滑性持たせます。
しかし、雨の日などは滑りやすくなります。
特に北面の共用廊下では、雪が積もると溶けにくくなり、かなり滑りやすく、歩行しづらいことも少なくありません。
塩ビ防滑シート貼り工法であれば、施工後まもなく歩行が可能なため、大規模修繕工事の期間中でも入居者が不便になることはありません。
マンションでは、美観はもとより、防滑性能も不可欠です。
歩行音の解消にもつながるため、マンションの大規模修繕工事において、長尺塩ビ防滑シート貼り工法が主流となっています。

シール打ち替え工事

建物には至るところに、水密・機密材としてシーリング材が使用されています。
表面に見える化粧シーリングや塗装材で被覆された隠蔽シーリングなど、それぞれの目的に合わせて使い分けられています。
シーリング材は、直接、紫外線や温度、水分などの影響を長期間にわたり受けるため、本来の機能維持には厳しい条件下にあります。
建築物の目地は、部材の伸縮や地震力によって常に動きが生じ、シーリング材はそれぞれの動きに追従することで防水機能を維持しています。

・変成シリコン系
ウレタン樹脂を原料としたもので、耐候性・塗装性に優れており、露出仕上げも可能です。
低層の建物から超高層の建物にまで、外壁の補修、タイル壁の伸縮目地やサッシ周りのシールなど幅広く用いられています。
大規模修繕工事において、最もよく使われる代表的なシール材だといえます。

・シリコン系
一般的に最も認知度の高い材料です。
建築工事においては、ガラスとサッシのシールなど、施工後に塗装仕上げが不要な部分に用いられます。
しかし、塗料による仕上げが不可能であることやブリードが起きやすいことから、外壁補修にはあまり使われません。

・ウレタン系
紫外線に弱いため、塗装による仕上げが必要です。
経年によって、材料に含まれる可塑剤が塗膜を侵食し、「ブリード」を起こすため、建物の美観を損ねてしまいます。
改良された「ノンブリード」タイプは、可塑剤を含まないため、ブリードも発生しません。
そのため、長期間にわたり美観上の問題が起こらず、改修工事には優れた材料です。

・アクリル系
塗料による仕上げが可能です。
しかし、耐伸縮せん断・変形共に低いため外壁の補修には用いません。

・アクリルウレタン系
ポリウレタンの一部をアクリルで置き換えた2成分形シーリング材です。
硬化剤と反応硬化する反応硬化形で、ALC造の塗装がある場合に多用されます。

RC避難階段防水工事 塩ビシート貼り工法

・一般的な防水工法
踏面・蹴上・踊り場ではウレタン塗膜防水工法または塩ビシート貼り工法が一般的です。
費用はウレタン塗膜防水工法が安いです。
しかし、防滑仕様にしても、雨や降雪の際には滑りやすくなります。
また、ウレタンが乾きにくいため、工期も長くなり、施工期間中は通行ができなくなってしまいます。

・最近の主流
側溝・幅木をウレタン塗膜防水で仕上げ、踏面・蹴上・踊り場は塩ビシート貼り工法で仕上げるのが主流です。
特に、外部階段は防水性が重要視されます。
そのため、踏面・蹴上はノンスリップ一体型が主流となっています。
工期が短く、シート貼り完了後にはすぐ通行が可能です。
また、雨や降雪の際にも比較的滑りにくく、高級感があるため美観が向上します。

防水工事は誠磨工業にお任せください!

防水工事でお困りの際は、ぜひ誠磨工業までお問い合わせください!
屋上防水やベランダ防水など、建築物の防水工事全般を承っております。
「1級防水技能士」を持つ弊社代表を含め、経験豊富なスタッフが施工いたします。
誠磨工業では九州地方全域で対応可能です。
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